ミクロとマクロの視点

大手メーカーに就職して基幹産業である工作機械の営業を

スタートしたのが30数年前

ユーザーも大手から中小零細と数多のお客様とお付き合いしました

そのサラリーマン時代から意識していたのがミクロとマクロの視点です

大手を相手にしていると世界や国内の情勢に大きく影響されます

中小企業はさらにその影響は大きなものでした

バブル期を経験して何かが違うのではないかと営業をしていました

電話で何千万の機械の注文が入るのです

発注条件が値段などではなく納期が早いもの勝ちという時代でした

まさにマクロでは笑いの止まらない時代でした

その反面そんな中でもミクロでは倒産寸前の会社も実在して

仕事もない会社も多いのです

まさにミクロとマクロは一致しない現状を目の当たりにしました

バブル崩壊後まさに機械が全く売れない時代が到来しました

営業マンの半数以上が毎月ゼロが当たり前のようになったのです

しかし私はバブルのミクロとマクロを直視しましたので

全てのお客様が悪いはずはない、こんな時でも黒字経営の

会社は存在するはずだと、とにかく客先を奔走して

実績は大きく落ち込むこともなくある時期はバブル時よりの

販売実績は上回る時もありました

結局退社するまで一度もゼロの月はありませんでした

自分の中でゼロは給料泥棒だと思ってましたから

そして独立後まさにその直後に訪れたリーマンショック

待ってましたとバブル崩壊を思い出し、

弊社単独開催の展示会も強行しました(皆さんは懐疑的でしたが)

まさに展示会の始まる直前の私の気合入れの挨拶が

ミクロとマクロの話でした(覚えてる方もいるでしょう)

世の中真っ暗、波も全くたたないべたなぎ状態ですが、

だから売れないって本当にそれでいいのですか?

世界のシェアを何割も持つ超大手の企業ならまだ分かるけど

(市場のπが激減している現状なら)

我々の会社はその世界に比べたら超ミクロで米粒どころか

見えないレベルの売り上げですよと、

ですからおのおのの会社の売り上げを上げる事は十分に可能です

他社や世間はほっといて、自社だけは奇跡の右肩上がりを

成し遂げましょう、ほんの小さなミクロレベルなら可能ですと、

展示会場の中だけは熱気溢れて来場のお客様に激熱の

営業トークをして一人たりとて自社のコマの前を

素通りさせないで下さいとげきを飛ばして皆様の

目つきがみるみる変化した事を今でも覚えています

結果、来場者数も実績もまさに右肩上がりでした

やれば出来るんです

常にミクロとマクロの視点を忘れずに

マクロがどうであろうとミクロの視点で必ず突破口はある!!

これが今後も生き抜く上で大切なことなのです!!

さあ、今日も火の玉営業スタートです!!